ニンジンはβ-カロテンがとても豊富で、栄養価の高い緑黄色野菜。免疫力アップやアンチエイジング、整腸作用など、美容と健康をサポートしてくれる強い味方なので、できれば食べられるようになるといいですよね。
青臭さや食感などの苦手ポイントを上手にカバーできる方法とレシピを紹介していきます。

調理の工夫でおいしく食べよう
苦みのある野菜に比べて、甘さのあるニンジンはちょっとした工夫で食べられるようになることも多いですよ。おすすめのレシピを紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。

キャロットラペ…ニンジン克服メニューとして有名なキャロットラペ。砂糖の代わりにメイプルシロップで優しい味わいに仕上げましょう。
〈作り方〉ニンジン2本を千切りにして塩少々を加えてもみ、しんなりしたら水気をしっかり絞る。オリーブオイル(大さじ2)、りんご酢またはレモン果汁(小さじ2)、メイプルシロップ(小さじ2)を加えてあえる。好みでレーズンやナッツを加えてもOK!

ニンジンのポタージュ…青臭さも食感もクリアできる最強レシピといえば、ポタージュスープ。オレンジ色の可愛い見た目で、子供さんもきっと喜んでくれるはず。
〈作り方〉薄切りにしたニンジン(2本)、タマネギ(1/2個)を、バターを入れてしんなりするまで炒める。水を少し足し、野菜が柔らかくなるまで煮て粗熱を取ったらミキサーにかける。鍋に戻し、牛乳(250ml)を加えて混ぜ、塩コショウ、コンソメで味を調えたら出来上がり。
ニンジンのかき揚げ…かき揚げは高温でサクサク食感に揚げるのがポイント。揚げることで青臭さが和らいで甘みが増します。
〈作り方〉ニンジンとタマネギを細切りにして、衣をつけてかき揚げに。アレンジで小エビや三つ葉も一緒に和えて揚げると、さらに風味がアップして食が進みます。

ニンジンのソテー…バターでソテーすることで甘さがアップ。バターが苦手な人は、ココナッツオイルやオリーブオイルを使ってもOK。
〈作り方〉ニンジンを薄くスライスして、多めのバターでソテーする。その際、弱火でじっくり火を通すことで、より甘さが引き出されます。

ニンジンしりしり…卵とシーチキンで、子供さんの心もわしづかみ。
〈作り方〉ニンジンを細く千切りして油で炒め、しんなりしてきたらシーチキンを入れてさらに炒める。めんつゆと塩コショウで味を調え、最後に卵を加えて混ぜながら、ニンジンと卵にしっかりと炒る。好みで炒りゴマやゴマ油を加えると、香り豊かで食欲もアップします。

ほかにも、小さく刻んでハンバーグに混ぜ込んだり、すりおろしてホットケーキに加えたり、ケーキの材料に使ったり。少しずつステップアップしながらおいしさを発見し、苦手を克服していけるといいですね。
