ミカンがおいしい季節になりました。みなさんはミカンについている白い筋、気にせずそのまま食べる派? 丁寧に取って食べる派?ミカンの白い筋は「アルベド」と呼ばれ、意外に重要な役割と栄養素を含んでいるんですよ。それでは、どんな役割と栄養素があるのかを紹介していきましょう!

◾️役割

1.栄養素の輸送

アルベドは根や葉で吸収した養分や水分を運ぶ役割をしています。この働きによって、みかん全体が均等に養分を得ることができます。

2.品質保持

みかんの表面を覆い、果肉を保護し質を保つ役割をしています。

◾️栄養素

1.   食物繊維のペクチンが含まれています。ペクチンはコレステロール値の調整や便秘の予防に効果があるといわれています。

2.   ポリフェノールの一種であるヘスペリジンを含んでいます。ヘスペリジンは抗酸化作用や毛細血管の強化、抗炎症作用などの効果があるといわれています。

意外と大事な白い筋、ヘタからむいて上手に食べよう

 白い筋はじゃまでいらないものと思われがちですが、できれば一緒に食べて貴重な栄養素をとってほしいですね。とはいっても、「やっぱり白い筋はきれいに取って食べたい」という人も多いと思います。白い筋はヘタからみかんを覆うように伸びているので、ヘタの方からむくと取れやすいですよ。ぜひ試してみてください。

シェアにおすすめ!八百屋さん直伝、ミカンのむき方

八百屋さんが試食用にむく場合、ヘタの反対側のくぼみに親指を入れ、外皮ごと半分に割り、さらに4分の1に割ってお客さんに食べてもらいます。この方法は実に直接触る部分が少ないので、1つのミカンをシェアする時におすすめです。

ビタミンCや食物繊維がたっぷりのミカン。免疫力アップや美肌効果も期待できるので、ぜひ冬の健康サポートに役立ててくださいね。