食物繊維が豊富で、シャキシャキとした食感や風味が楽しめるレンコン。スーパーでは一年中出回っていますが、秋から冬にかけてが旬を迎えます。

ビタミンCや食物繊維、ムチン質、ポリフェノール、そして免疫細胞を活性化させるLPS(リポポリサッカライド)を含み、風邪の予防にもおすすめのレンコン。でも、せっかく食べるのなら、栄養を余すことなく摂りたいですよね。食べ合わせ次第で、その栄養価を効率よく摂ることができますよ。

【これで栄養価アップ!レンコンとの食べ合わせが良い食材】

■鶏肉

レンコンと鶏肉は、煮物や炒め物でよく使われる組み合わせですよね。鶏肉の旨みがレンコンに染み込み、美味しく仕上がります。また、鶏肉にはタンパク質が豊富に含まれており、レンコンの食物繊維と組み合わせることで、栄養バランスが良くなります。

■ニンジン

レンコンとニンジンは、味噌汁や煮物で相性抜群です。ニンジンの甘みがレンコンのシャキシャキ感とよく合います。さらに、ニンジンにはビタミンAが豊富に含まれており、レンコンのビタミンCと組み合わされることで、抗酸化作用が期待できます。

■ゴマ

レンコンのきんぴらにゴマを加えると香ばしさが増し、栄養価もアップします。ゴマにはカルシウムや鉄分が含まれており、レンコンの食物繊維と一緒に摂取することで、骨や血液の健康をサポートします。炒りゴマのプチプチとした食感も楽しいですが、風味と栄養価の面で考えるなら、断然「擦りゴマ」がおすすめです。

■梅干し

レンコンの梅和えは、さっぱりとした味わいで食欲をそそります。梅干しの酸味がレンコンの食感とマッチします。梅干しにはクエン酸が含まれており、疲労回復効果が期待できます。

皮ごと食べることで、さらに栄養価アップ

免疫細胞を活性化させるLPSは、特にレンコンの皮に多く含まれています。皮の食感が気にならないのなら、皮ごと食べるのが栄養を余すことなく摂る秘訣です。薄くスライスしてきんぴらにしたり、擦りおろしてレンコンハンバーグにすれば、皮の食感が気になりにくくなります。楽しく工夫しながら、レンコンの栄養を「丸ごと」いただきましょう!