健康と美容の強い味方「キウイフルーツ」の収穫が最盛期を迎えています。
キウイフルーツは購入した時点では固くて酸味が強いことがあり、食べるタイミングが難しい…という人も多いのではないでしょうか。

収穫間もないキウイフルーツはでんぷんを多く含んでおり、固くて酸っぱいのが特徴です。店頭ではこの状態で売っていることが多いので、固い場合は追熟させてから食べましょう。追熟が進むにつれてでんぷんは分解され、糖類に変わります。同時に柔らかくなり酸味も和らぎます。この糖と酸のバランスの変化によりキウイフルーツは、甘くおいしくなるのです。

常温での追熟

常温で保存することで自然に追熟します。数日間放置することで果肉が柔らかくなり、甘みが増してきます。ただし、この方法では温度や環境によって追熟の速度が異なるため、定期的に硬さをチェックする必要があります。

エチレンガスを利用する

エチレンガスを放出する果物と一緒に保存することで追熟を促進することができます。リンゴやバナナなどをキウイフルーツと一緒にビニール袋に入れておくと、追熟が早まります。

食べごろになったら、追熟が進みすぎるのを防ぐため冷蔵庫で保存を。新聞紙で包んだり、ビニール袋に入れたりして、乾燥を防ぎながら保存すると良いでしょう。

その他の方法はある?

追熟を待てない場合は、電子レンジを使ってキウイを柔らかくする方法もあります。ただし追熟とは違い、柔らかくはなりますが甘さは期待できません。
「キウイフルーツをみかんのように揉む」という話もまれに聞きます。キウイを揉むことで果肉が柔らかくなる可能性はありますが、追熟とは違い甘さに影響を与えるわけではありません。逆に果肉を痛める可能性がありお勧めできません。

キウイフルーツをおいしく食べるためには、少しの工夫と時間が必要です。追熟の方法を上手に利用して、果実のおいしさを最大限に楽しんでくださいね。