サラダを作る時、キャベツは包丁で切るのに、どうしてレタスは手でちぎるの?と、疑問に思ったことはありませんか。じつはこれには、料理をおいしくするための「科学」と「工夫」が詰まっているんですよ。

酸化を最小限に抑える(変色防止)

レタスの細胞は金属に触れると「酸化」が促進されます。 包丁を使うと切り口がきれいすぎる分、その細胞が金属のイオンと反応して酸化しやすくなり、断面が茶色く変色してしまいます。手でちぎると細胞がつぶれにくく断面が不均一になるため、この酸化スピードを遅らせることができるのです。
すぐ食べるのなら包丁で切ってもかまいませんが、しばらく保存するなら手でちぎるのが断然おすすめです。包丁で切る場合は、ステンレス製やセラミック製を使うようにすると、変色が抑えられますよ。

ドレッシングの絡みが良くなる

手でちぎると断面がギザギザの「粗い状態」になるため、ドレッシングが絡みやすくなり、サラダ全体の満足度がぐっと上がります。

ちなみに、レタスだけを使ったシンプルなサラダのことをアメリカでは「ハネムーンサラダ」というそうですよ。由来は英語の「レタス・アローン(Lettuce alone=レタスだけ)」の発音が、「レット・アス・アローン(Let us alone=私たちだけにして/ふたりっきりにして)」に似ているからとのこと

レタスをちぎるだけの手抜きサラダと思われがちですが、今日からは「ハネムーンサラダを作っているのよ」と胸を張って言えそうですね