春から初夏にかけて旬を迎えるアスパラガス。特に春のアスパラガスは甘みが強くて、おいしい季節です。ところで、アスパラガスには「オス」と「メス」の株があるって知っていましたか。私たちが普段口にしているあの一本一本に性別があるなんて、ちょっと意外ですよね。

見分け方は「穂先」
アスパラガスは「雌雄異株(しゆういしゅ)」といって、オスとメスがはっきり分かれている植物です。見分けるポイントは主に2つあります。
オス: 穂先に少し隙間があり、筆のように細長い形
メス: 穂先がキュッと締まっていて丸みのある形
一般的に市場に出回っているものの多くはオスです。昔はオスとメスが混ざって栽培されていましたが、最近では「全雄系(ぜんゆうけい)」という、ほぼすべての株がオスになるよう交配された品種が主流になっています。理由は単純で、オスの方が成長が早く、たくさん収穫できるからです。一方で、メスは種を作るためにエネルギーを使うため本数は少なめ。その分栄養や甘みが凝縮されて柔らかい傾向があるといわれています。
アスパラガスを買うときは、ぜひ穂先をじっくり観察してみてください。もし穂先がギュッと締まっているものを見つけたら、それは貴重な「メス」かもしれません。食べ比べてみると、微妙な味の違いに気づけるかもしれませんよ。
ちなみに、下の写真はアスパラガスの実です。メスの株には花が咲いた後、このような赤い小さな実をつけます。季節外れのクリスマスツリーみたいで可愛いですよね。

