キャベツが甘くおいしくなる季節。冬キャベツは葉がしっかりしていて荷崩れしにくいので、鍋物やロールキャベツなど、加熱する料理に向いています。これからの季節に大活躍しそうですね。
ところでみなさんは、キャベツの内側って洗っていますか。「きれいなので洗わなくてもいいのでは」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。

きれいに見えても、しっかり洗いましょう

キャベツや白菜など葉が重なって球状になる野菜は、成長する過程で土や虫、虫の卵やフン、農薬などを巻き込んでいる可能性があります。一見内部はきれいに見えますが、しっかり洗いましょう。特に3月から5月にかけて出荷される春キャベツは葉と葉に隙間があるので、虫が潜みやすく、虫の卵やフンが付いていることが多いです。

カットして洗うのもNG!

「カットしてから洗う」という人も多いかもしれませんが、カットして洗うと切り口からキャベツに含まれる水溶性のビタミンなどの栄養素が流れ出してしまいます。キャベツを玉で購入した場合、1枚ずつはがして洗ってから使ってください。キャベツを裏返しにして、葉っぱの根元に切り込みを入れ、根元の方からはがすときれいにはがれます。葉の上の方からはがすとちぎれたり破れたりするので、根元からはがすのがおすすめです。はがした葉っぱの両面を指でこすりながら流水で洗ってください。特に根元の方に土が溜まりやすいので根元は良く洗うようにしてくださいね。1/2や1/4にカットされたキャベツを買った場合は、流水でボールに水をはってジャブジャブ、ゆらゆらしながら洗うといいです。1回洗ったキャベツは傷みやすいので使う分だけ洗うようにしましょう。