大根はいつが一番おいしいの?
大根は店頭で一年中見かけるべーシックな野菜です。季節によって、春大根(4月~6月)、夏大根(7月~9月)、秋冬大根(10月~3月)に分けられます。
大根が一番おいしい季節は、気温が下がる寒い時期(11月~2月)です。気温が下がってくると大根は寒さに耐えるため細胞に糖を蓄え、甘くおいしくなります。

おいしく長持ちさせる方法
大根を丸ごと1本買ったら、すぐには使い切れませんよね。大根をおいしく長持ちさせるためには、新鮮なうちに早めに下処理をすることが大切です。
1.葉っぱをギリギリのところで切り落とす
大根は葉っぱから水分が蒸発し、鮮度が落ちていきます。葉っぱを早めに切り落とすことで大根から水分が失われるのを防ぎます。
2.大根を3つの部位に切り分けます。
大根を上部、中部、下部に切り分け断面の水分をよく拭き取ります。それぞれの部位ごとに新聞紙かキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
3つの部位に切り分ける理由
大根は部位ごとに味が異なるので、部位ごとに保存しておけばメニューで使い分けができて便利です。
■上部…水分が多く甘みがあり、千切りや薄切りにしてサラダなど生のまま食べてもおいしいです。辛くない大根おろしが好きな人はこの部分をおろすといいですよ。
■中部…みずみずしく、甘く、柔らかく、バランスのとれた味です。大根ステーキや煮物など、大根本来のおいしさを味わう調理がおすすめです。
■下部…辛みがあり繊維質が多い部分です。漬物やみそ汁の具がおすすめです。辛めの大根おろしが好きな人はこの部分を使います。

大根を縦に保存する理由
大根を縦に保存することで大根全体に均一に水分が行き渡るため、乾燥しにくくなり腐敗のリスクが減少します。また、縦保存はスペースの有効利用にもつながります。冷蔵庫内は横にスペースを取るものが多く、大根を縦に置くことで他の食材との配置を柔軟に行えるようになり、出し入れもしやすくなりますよ。
野菜の特性を知り正しく保存することで、無駄なく使い切ることができます。ぜひ試してくださいね。
