みなさんは「ファイトケミカル」って知っていますか。ファイトケミカルは、簡単にいうと野菜や果物が自分自身を守るために作り出す、色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分のこと。「植物の頑張りの証」ともいえるこのパワーが、私たちの体の中でとても良い働きをしてくれることが分かってきたんですよ。

ファイトケミカルのすごいパワー

ファイトケミカルはじつに1万種類以上あるといわれていて、アントシアニンやルテイン、リモネン、リコピンなどもその仲間です。「聞いたことある」という人も多いのではないでしょうか。では、そのすごいパワーを紹介していきましょう。

■「サビ」(酸化)から体を守る
活性酸素が増えると、お肌のシミ、シワ、疲れやすさの原因になります。鉄が酸化するとサビてしまうのと同じく、人間の体の中でも酸化が起き、老化や病気につながってしまいます。ファイトケミカルの強い抗酸化作用は、このサビつきをゆるやかにしてくれる強い味方なんですよ。

■「焦げつき」(糖化)をケア
摂り過ぎた余分な糖がタンパク質と結びつき「糖化」という現象を起こす過程で、老化を促進する「AGE(終末糖化産物)という物質が生成されます。バターを塗ったパンが焦げる様子にたとえて「体内の焦げつき」とも表現され、肌のくすみやハリを低下される原因に。ファイトケミカルには、この焦げつきもケアしてくれる働きが期待されているんです。

■ゆらぐ体調を優しくサポート
女性はホルモンバランスの乱れによって体調が左右されやすいため、「なんだか気分がすぐれない」「体がだるい」という悩みを日常的に抱えている人も多いのでは。そんな時、大豆に含まれるイソフラボン(これもファイトケミカル!)のように、女性の健康維持を助けてくれる種類もあります。

どうすればファイトケミカルを摂れる?

ファイトケミカルは体内で作れないため、食べて摂ることでしか摂取できません。美容と健康をサポートしてくれるうれしいことだらけなので、毎日の食卓にぜひ取り入れていきたいですよね。難しく考えず、いつもの献立にちょっとカラフルな野菜を意識して追加するだけで大丈夫!

たとえば… グリーン一色のサラダに紫玉ねぎ、ニンジン、トマトなど鮮やかな色の野菜を加える ・トマト缶やトマトジュースを積極的に使う ・ヨーグルトにブルーベリーを加える ・ファイトケミカルが豊富な豆類、きのこ、海藻類を食卓のレギュラーに加えるなど、無理なく始めてみましょう。緑色だけでなく、赤色やオレンジ色、黄色、紫色、白、茶色(キノコ類)など、さまざまな色を意識して取り入れるのがポイントです。自然の力を借りて、見た目にも楽しくおいしく、美しさと元気をチャージしていきましょう!