暑い季節、買ってきた野菜を「とりあえず冷蔵庫に入れておけば安心 」と思っていませんか。実は、野菜の中には、冷やしすぎると味や栄養が落ちてしまう「寒がり」な野菜があるんです。

キュウリは変色してヌルヌルに…

キュウリは冷やし過ぎると「低温障害」を起こし、一部が濃い緑色に変色したり、表面がヌルヌルしたりします。変色程度なら食べられる場合もありますが、キュウリのパリパリ感は損なわれてしまいます。

正しい保存方法:水気をふき取り、一本一本キッチンペーパーや新聞紙にくるんで野菜室へ。その時、ヘタを上に立ててあげるとさらに長持ちします。

オクラは寒さで真っ黒に変色

オクラはもともとアフリカ原産の熱帯植物。そのため寒さに非常に弱く、冷やしすぎると傷んで表面が黒ずんでしまう「低温障害」を起こします。また、水気にも弱いので、パックのまま冷蔵庫に入れるとすぐに傷んでしまいます。

正しい保存方法: キッチンペーパーで表面の水気をしっかり拭き取り、数本まとめてペーパーで包んでからポリ袋に入れ口を軽く閉じ、野菜室で保存。傷みやすいため、2〜3日中に使い切れない場合は、硬めに塩茹でして冷凍保存するのがおすすめ。

トマトは風味や食感がダウン

真っ赤に熟したトマトは冷やすとおいしそうに見えますが、じつは寒さが大の苦手。5℃以下の環境に長く置くと、トマト特有の豊かな香りや旨味成分が失われ、食感もハリがなくおいしくなくなってしまいがち。

正しい保存方法: まだ少し青みが残っているものは常温(風通しの良い涼しい場所)で追熟。完熟したトマトは1玉ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、ヘタを下にして冷蔵庫の「野菜室」へ。食べる30分ほど前に冷蔵庫から出しておくと、トマト本来の甘みと旨味が引き立ちます。

ナスは寒さで縮こまって中身がスカスカに

ナスも水分が90%以上含まれる南国生まれの野菜です。冷蔵室のような低い温度にさらされると、種が真っ黒に変色したり、果肉が縮んでスポンジのようにスカスカになってしまったりします。

正しい保存方法: 1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて口を軽く閉じます。野菜室に入れ、3〜4日を目安に使い切りましょう。

夏野菜は「防寒着」で、鮮度とおいしさをキープ!

夏野菜は温暖な気候の下でスクスクと育つ野菜。よく考えてみたら、温かいところが大好きな野菜が、寒いところで元気に過ごせるわけがないですよね。多くの夏野菜に共通するキーワードは「冷気の直撃を避けること」と「冷蔵室ではなく野菜室に入れること」。寒がりな野菜たちには、キッチンペーパーや新聞紙などの防寒着を着せてあげて、おいしさをしっかりとキープしましょう♪